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「ら行」の症状/疾患

卵巣腫瘍

卵巣は子宮の左右に一つずつあり、通常では2~3cmぐらいの大きさです。ここに発生した腫瘍が卵巣腫瘍であり、大きいものでは30cmを超えることもあります。卵巣腫瘍には様々な種類がありますが、その発生起源から表層上皮性・間質性腫瘍、性索間質性腫瘍、胚細胞腫瘍などに大別され、それぞれに、良性腫瘍、境界悪性腫瘍、悪性腫瘍があります。卵巣腫瘍の症状には腹部膨満感、下腹部痛、頻尿などがありますが、小さいうちは無症状で経過することが多く、大きくなったり腹水がたまったりしてから症状が出現することが多いです。腫瘍が破裂したり、茎捻転といって腫瘍がお腹の中でねじれてしまうと突然の強い下腹部痛が出現することもあります。

緑内障

眼圧が上昇することなどにより、物を見るために重要な役割をする視神経が減少して、視野(見える広さ)が狭くなる病気です。緑内障にはいくつか種類があり、その中でも眼圧が正常範囲内でも緑内障が進行する正常眼圧緑内障は日本人にしばしばみられることが報告されています。一度進行した緑内障を回復させることは困難ですが、点眼薬などにより眼圧を下げることで緑内障の進行を遅らせることができます。

リンパ浮腫

リンパ浮腫の原因はさまざまですが、主に婦人科領域や泌尿器科領域の手術後の続発性リンパ浮腫に対して、細静脈リンパ管吻合術(LVA)を行っています。形成外科ではリンパ浮腫外来も不定期ですが行っており、専門看護師とともに診断および圧迫療法、リンパドレナージの指導などを行っています。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症の次に多いと言われる認知症です。アルツハイマー型認知症と同様の物忘れ(記銘力障害)と同時に動作緩慢・転びやすいなどパーキンソン病によく似た症状を示し、小さな動物や虫が見えるなどの幻視が特徴的です。自律神経障害のための低血圧や誤嚥性肺炎が臨床的な問題になります。パーキンソン病と異なり内服薬の効果が出にくく、発症から5年から10年で寝たきりの状態となってしまい、パーキンソン病に比べると進行が速いといわれています。

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