研修医
<研修理念> 『"心の痛みが分る"人材の育成』
中部ろうさい病院は、名古屋市南部の臨床研修病院として、病診連携を密にして地域住民の健康を「取り戻す、守る、創る」をキーワードに健康維持に寄与するとともに、学生教育、研修医をはじめとした若手医師ならびに医療スタッフの育成に力を注いでいます。
若い人への期待は、診療の基本と高度な医療技術の修得および患者さんへの適切な還元はもちろんですが、患者さんそして家族の心の痛みが分かり、相手を思いやる心あたたかい医師や医療スタッフに育ってほしいことです。診療に際し大切なのは、病気と人を診るということ。年齢、職種、環境、疾病の多彩さを考えれば、患者さんに合わせた目線で臨機応変の応対が求められます。研修医は、医学以外の事にも関心を抱き、どんな社会環境にも適応可能な感性、知性、体力を身につけ、なによりも心豊かな人間になってください。
古代ギリシャのヒポクラテスの時代から、医療の原点は“病める者の訴えに耳を傾け、それを癒す”ことです。生命科学ならびに科学技術が発達し、研究に分子生物学あるいは分子イメージングが取り入れられ、治療に遺伝子あるいは再生医療そして内視鏡手術等の進歩が著しい今日とはいえ、医療をとりまく基本的な姿勢は大きく変わりません。
“明るく、楽しく働ける職場”をスローガンに、社会人として恥ずかしくない素晴らしい医師、医療スタッフが育つ環境をつくるとともに、気概ある若い人が集い、働き甲斐と活気のある病院を目指します。
<基本方針>
「総合力を重視した専門医養成」を目標に、将来の志望科にかかわらず、臨床に必要な基本的事項を初期臨床研修2年間で身につける
- 【研修医としての基本姿勢】
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- 日々学ぶ姿勢を大切にして主体的積極的に研修に取り組む
- 症例検討会などのカンファレンスにすすんで参加し、カンファレンスを充実させる一翼を担う
- 指導医・上級医とチームを組み指導助言を受けながら、担当医として責任を持ち、誰よりも患者に寄り添う使命感を持つ
- 同僚同士学びあい、後輩・医学生の指導を介していわゆる「屋根瓦方式」の研修システムを構築する
- チーム医療の一員であることを常に自覚し、医師、看護師、技師、事務と連携、協力しあう態度、習慣を身につける
- 安全で良質な医療の提供を目指すために、医療安全に配慮し、安全管理への取り組みに積極的に参加する
- 【全職員参加の臨床研修病院】
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- よりよい医療を提供することを第一の目標として掲げ、お互いに学び高めあう姿勢を基本とする臨床研修病院の一員である自覚を全職員が持ち、指導体制および研修環境の整備、充実に努力する
臨床研修センター長 藤田芳郎先生
医師としてのはじめの2年間。これは今後の長い医師生活の中のたったの2年間にすぎません。しかし、実は今後の医師生活を左右するかもしれないとても大切な2年間です。院長をはじめ私たちは、「日本一の研修病院を作る」という目標を立てました。2010年から研修センターを設立したのも、その固い決意の表れであります。当院を選んでくれた研修医の皆さんに、研修最後の日、あるいはその後の医師人生におけるさまざまな場面で、「中部ろうさい病院で医師人生のスタートを切ってよかった。」と必ずや思っていただけるようにしたいと、絶えず相談しております。研修プログラムもますます充実させつつあり、より良い研修病院を作っていくための積極的な研修医皆さんの意見も常に取り入れております。将来どの専門領域に進んでも周囲からの信頼の厚い、基礎力のしっかりした、そして人柄の温かい臨床医に育っていただけるように職員一同皆さんを迎えます。ぜひ当院にいらしてください。
病院データ
病院名 | 中部ろうさい病院 |
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開設者名 | 独立行政法人労働者健康安全機構 |
マッチング利用の有無 | 有 |
病院長名 | 院長 佐藤 啓二 |
住所 | 〒455-8530 愛知県名古屋市港区港明1丁目10番6号 |
電話 | 052-652-5511(代) |
ファクシミリ | 052-653-3533 |
ホームページアドレス | http://www.chubuh.johas.go.jp |
交通手段 | 地下鉄名港線 港区役所下車 徒歩7分 市バス幹金山1号系統 労災病院前 徒歩1分 |
指定基準 | 基幹型・協力型 |
医療計画上の位置づけ | 二次 |
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救急専用診療室の有無 | 有 |
救急医療を行う診療科 | 内科系・外科系・産婦人科(小児科・皮膚科を除く) |
概要 | 病床数:556床/職員数:870名/看護職員数:505名 |
診療科目 | 総合内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、腎臓内科、神経内科、 心療内科、糖尿病・内分泌内科、リウマチ・膠原病科、精神科、小児科、外科、 消化器外科、呼吸器外科、整形外科、心臓血管外科、脳神経外科、形成外科、 皮膚科、泌尿器科、産婦人科、女性診療科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、 リハビリテーション科、麻酔科、救急部、検査科、病理診断科、歯科口腔外科 |
総医師数 (研修医含む) |
141名 |
指導医数 | 57名 |
救急医療の実績 |
令和3年度件数
一日平均件数 救急車取扱件数
:
: :
10,063件
27.6件 3,811 件 |
令和3年度の分娩件数 | 171件 |
研修医当直
当直回数 | 1年次:月6回/2年次:月6回(当直2回・半直(準夜勤)2回・日直2回) |
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当直時の勤務体制 | 当直医:3~5名(研修医を含まない数)/研修医:2~4名 |
教育体制
研修管理委員長名 および役職 |
臨床研修センター長 藤田 芳郎(副院長・リウマチ・膠原病科部長) |
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プログラムの目的と特徴 | 【目的】 総合力を重視した専門医養成を目標とする。 【特徴】 研修医のローテーション内容に関しては、必須ローテーションを軸としてこれに各研修医の自主性を重んじた選択プログラムを作成している。また、研修医教育の一環として、早朝カンファランスに参加を義務づけ各科横断的に救急疾患を検討する場を設けている。さらに若手医師セミナーと題して院内外の研修医向けに外部講師を招いた講演会を開催している。 |
臨床病理研究会(CPC) の実施状況 |
回数:7/剖検数:7 (令和3年度実績) |
図書室 | 有 |
インターネット利用環境 | 利用可( 図書室・救急部・臨床研修センター等) |
学会、研究会への 参加費用支給 |
有 |
研修プログラム概要
A.採用時オリエンテーション B.基本研修(76週) (腎臓内科・リウマチ膠原病科、糖尿病・内分泌内科、呼吸器内科、神経内科、消化器内科、循環器内科をローテートする) (整形外科領域救急4週) (脳神経外科領域救急4週) 実施診療科(糖尿病・内分泌内科、呼吸器内科、腎臓内科・リウマチ膠原病科、消化器内科、
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※研修プログラム変更に伴い、現在県において審査中です。
・年次報告(別紙1号~4号)
病院見学
実施時期 | 随時 (土、日、祝日を除く) ※
7月、8月は例年見学が込み合います。出来るだけご希望に沿えるよう調整いたしますので、お早めにお申し込み下さい。
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見学申込 | 病院見学申込書(初期)に下記をご記入の上、
当院研修センター メールアドレスkenshui@chubuh.johas.go.jpへ お申込み下さい。 ●診療科(内科系・外科系)を選択してください。 ●外科系選択の場合は、診療科に〇を付与してください。 ●候補日を当院の診療日のうち3つご記入ください。 ●宿泊施設利用希望の場合、宿泊希望日をご記入ください。 |
お問合せ | 中部ろうさい病院 臨床研修センター TEL.052-652-5511(代)/FAX.052-652-5707 E-mail:kenshui@chubuh.johas.go.jp 受付時間 平日8:15~17:00(土、日、祝日除く) |
見学時の宿舎の紹介 | 有(無料) オートバス、エアコン、寝具はあります。洗面用具、ドライヤーなどの日用品は各自持参下さい。 |
研修医2次募集
募集人数 | 1名 |
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[ 参考 ] 去年度応募者数、採用数 |
応募:28名 採用:12名 |
応募資格 | 2023年医師国家試験受験予定者 |
処遇
応募方法・試験概要
試験実施日 | 令和5年2月~3月上旬の予定 日程が決定しましたら、改めて案内します。 |
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応募期間 | 令和5年1月 試験実施日1週間前まで |
指定応募用紙 | 当院指定の履歴書(PDF) |
問い合わせ先・応募先 |
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試験内容 | 面接・適性試験・その他書類選考 |
応募書類 | 履歴書(上記指定履歴書)、卒業(見込)証明 (郵送) ※応募書類送付の際は、メールにてご連絡をお願いします。 (日中ご連絡可能なお電話番号も明記ください) |
現在の研修状況と進路
歯科研修
歯科研修プログラム
1. プログラムの名称
中部労災病院歯科研修プログラム
2. 研修プログラムの目的および特徴
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3. 募集定員及び募集方法
- 募集定員:1名
- 募集方法:全国公募
- 選考方法:マッチングシステムによる選考を行う
4. プログラム概要
中部労災病院歯科口腔外科外来・病棟において1年間臨床研修を行う。
◆2022年度歯科臨床研修プログラム
5. 指導体制・研修歯科医評価
- 指導歯科医の監修のもとに問診・初診診察・治療を行う。病棟では特に指導医の密なる指示を受ける。
- 研修終了時に研修歯科医による自己評価、各指導歯科医等による評価を行い、これを歯科臨床研修管理委員会で確認する。
- 臨床経験が7年以上で、指導歯科医講習会を受講した者。
- 指導医は研修内容の把握に努め、病歴や手術の要約の作成を指導する。
- プログラムと歯科臨床研修医個々の研修状況を把握し、管理・評価を行う目的で歯科臨床研修管理員会を設置する。
- 委員は、プログラム責任者、多職種の責任者、外部有識者等で構成される。
6. 指導医
7. 歯科臨床研修管理委員会
8. 処遇
身分 | 常勤職員(嘱託職員) |
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勤務時間 | 午前8時15分~午後5時00分、(週休2日制) |
休暇 | 年次有給休暇、夏季休暇、年末年始休暇、他就業規則に定める休暇有り |
給与 | 月額35万円 賞与別途支給あり(一時金) |
社会保険 | 健康保険、厚生年金に加入 労働者災害補償保険法の適用有り |
宿舎 | 有り | 健康診断 | 年1回 | 医師賠償責任保険の取扱い | 病院において加入 個人加入は任意 |
学会、研究会への出席 | 参加可 |
令和5年度採用 歯科研修医募集要項
募集予定人数 | 1名 (令和5年4月1日研修開始) |
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応募資格 | 2023年歯科医師国家試験受験予定者 |
処遇
応募方法・試験概要
応募期間 | 令和4年6月~令和4年8月18日(木) |
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試験実施日 | 令和4年9月1日(木) |
指定応募用紙 | 当院指定の履歴書(PDF) |
問い合わせ先・応募先 |
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試験内容 | 面接・適性試験・その他書類選考 |
応募書類 | 履歴書(上記指定履歴書)、卒業(見込)証明 (郵送) ※応募書類送付の際は、メールにてご連絡をお願いします。 (日中ご連絡可能なお電話番号も明記ください) |
講演会のお知らせ [Facebookでもご案内しております。]
当院では、さまざまな分野で専門性、技術、経験を持った先生を院外よりお招きして、講演会を行っております。
ご興味のある方は、是非ご参加ください。
また、院内でも様々な勉強会が行われておりますので、見学にお越しの際には、是非ご参加ください。
講演会・講義・研修の様子

関節リウマチエコーセミナー

朝の救急講義(眼科)

研修医救急カンファレンス

岡田 正人先生講義

岸本 暢将先生講義

整形外科救急講義

縫合実習

人工呼吸器講習会

河合 真先生講義

救急隊とのカンファレンス
講演会に関する お問い合わせ先 |
臨床研修センター (平日8:15~17:00) E-mail: kenshui@chubuh.johas.go.jp TEL.052-652-5511(代)/ FAX.052-652-5707 |
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